歯のコラム

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なぜ歯医者は急に行っても診てくれないの?

はじめに

突如として訪れる歯の痛み。多くの人々が一度は経験したことがあるでしょう。朝起きたとき、何気なく食事をとったとき、甘いものを食べた瞬間など、その痛みは予期せずに私たちを襲います。そんな時、誰しもが思うのは「急いで歯医者に行きたい」ということ。しかし、歯科医療では即時の診療はなかなか難しいものがあるのです。

歯科治療は他の医療分野とは異なる独特の特性を持っています。例えば、一般的な内科の診察と比べると、歯科治療は非常に緻密な作業が必要とされるため、十分な時間と注意を要します。また、特定の機器や材料の使用が必要な場合も多く、それらは常に整然と準備されているわけではありません。
このような歯科医療の特性と、患者の期待や緊急性との間には、微妙なバランスが求められます。このコラムでは、私たちが急に歯医者に駆け込んだ時、なぜすぐに診てもらえないのか、その背後にある理由やシステムについて詳しく解説していきます。

歯医者の予約システム

歯医者への訪問は、多くの場合、事前の予約が必要です。では、なぜ予約がそれほど重要なのでしょうか。そして、一人ひとりの患者にどれほどの時間と手間がかかるのか。このセクションでは、歯医者の予約システムの背後にある理由を詳しく探ってみましょう。

事前の予約の重要性

歯科治療は、他の多くの医療とは異なり、特定の機器や治療材料が必要となることが一般的です。治療計画によっては、準備や調整が求められる場合もあります。事前の予約を受け付けることで、歯科医師や歯科衛生士は、患者が訪れる前に必要な準備を整えることができます。
また、歯医者の診療時間は限られており、突然の患者の訪問に対応するのは困難です。予約を取ることで、診療の流れをスムーズに進めることが可能となり、無駄な待ち時間を減少させることができるのです。

一人一人の患者への手間と時間

歯科治療は、非常に緻密な作業が求められます。一つの治療が完了するまでの時間は、患者の症状や治療内容によって異なりますが、一般的な診察やクリーニングでも十分な時間を確保する必要があります。

例えば、虫歯治療では、正確な診断、適切な治療材料の選択、そして治療の手順を丁寧に行うためには時間がかかります。また、一人の患者の治療が終了した後も、診療室の清掃や機器の滅菌など、次の患者を迎え入れるための準備が必要となります。
このように、歯医者での一つひとつの治療には多くの手間と時間がかかるため、予約システムの遵守が求められるのです。

緊急事態と診療

歯の痛みや急なトラブルは予期せずに訪れるもの。緊急時の診療について、どのような取り扱いがなされているのか、また、予約済みの患者との兼ね合いはどのように行われているのかをご説明いたします。

緊急時の診療の取り扱い

緊急事態とは、急激な痛みや怪我、折れた歯など、速やかな対応が求められるケースを指します。多くの歯科医院では、このような緊急事態に対応するための時間を診療スケジュールの中に確保しています。しかし、その時間は限られているため、緊急を要する患者が複数いる場合や、特に混雑する日時では十分な対応が難しくなることもあるというのが現実です。

さらに、緊急事態にも種類があり、それぞれの状況に応じた治療や手続きが必要です。例えば、歯が折れた場合、その原因や折れた範囲、そして患者の健康状態などを考慮して、適切な治療を選択する必要があります。

他の予約患者との兼ね合い

歯医者の診療は、予約を基本として行われています。緊急事態が発生した場合、その対応のために予約患者様の診療時間を変更することも考えられますが、これは医院側としては最後の手段です。

予約済みの患者様は、事前に治療計画を立てられていることが多く、そのプランに基づいて来院しているため、その予定を変更することは患者にとっても大きな負担となります。また、予約変更の際のコミュニケーションや調整も必要となり、これが診療の効率や流れを乱してしまう可能性もあります。信頼関係にも問題がでる可能性もあります。
そのため、多くの歯医者では、緊急事態に応じて迅速に対応すると同時に、予約患者様の診療スケジュールを守る努力をしています。

歯科診療の特性

私たちが歯医者を訪れるとき、多くの人は「ただの診療」だと思いがちです。しかし、歯科診療の背後には、他の医療分野とは異なる独特の特性や工程が隠れています。その中で、特に緻密な作業の必要性や、機器や治療材料の準備にかかる時間について、詳しく見ていきましょう。

緻密な作業の必要性

一言で歯科診療と言いますが、治療の種類はいくつかに分けることができます。虫歯、歯周病、その他と分けてみましょう。
虫歯治療をさらに分けると、表面のエナメル質にとどまった初期の虫歯。さらに内部の象牙質に達した虫歯。痛みが出る歯髄に達した虫歯。歯髄に達した虫歯は神経を抜く必要がありますがその治療を根管治療といいます。根管治療をした歯はかぶせものを作る必要があり、削って型を取る治療と装着する治療とあります。
歯周病治療は全体的な歯周病の検査ののちに歯石の除去。さらに状態の悪い歯肉には歯周ポケットの奥まで清掃が必要ですし、その後さらに歯肉の検査があります。状態が悪ければ歯肉を切開する歯周外科手術もあります。その後状態が落ち着けば定期検診になります。

その他の治療は矯正や顎関節症の治療、インプラント、入れ歯、かみ合わせなど多種多様にわたります。

この多くの種類の治療を行うためには物理的な事前の準備の他に、治療計画の作成といったもものあります。それぞれの作業は他の多くの医療分野とは異なり、非常に緻密な作業が求められます。歯は小さな部分でありながら、その中には複雑な神経や組織が存在し、微細な差異が治療結果に大きな影響を及ぼすことがあります。例えば、虫歯治療の際、歯の削り取りを行う場面では、僅かな1ミリ以下の違いが痛みの有無や治療の成功率を左右します。そのため、歯科医師や歯科衛生士は、高度な技術や集中力を要求される作業を日々行っています。

機器や治療材料の準備時間

歯科診療には、特定の機器や治療材料が必要となることが多いです。これらの機器や材料は、使用後には厳格な滅菌処理が必要であり、次回の治療に備えて準備をする必要があります。また、患者様ごとの症状や治療内容によって必要な機器や材料が異なるため、それぞれの診療前に適切な準備を行うことが求められます。
このような準備は、時間と労力を要しますが、これによって安全かつ効果的な治療が実現されるのです。患者様が感じる待ち時間の一因となることもあるかもしれませんが、それは高品質な治療を提供するための必要なプロセスなのです。

患者とのコミュニケーションの大切さ

歯医者における治療は、技術だけでなく、患者とのコミュニケーションにも大きく依存しています。痛みや不快感を最小限に抑え、効果的な治療を提供するためには、患者の声をしっかりと捉えることが不可欠です。ここでは、予約時の情報提供や、患者の症状の正確な把握について、コミュニケーションの重要性を考えてみましょう。

予約の際の正確な情報提供

予約をする際、患者は自身の症状や希望を正確に伝えることが求められます。これによって、歯医者は適切な時間や機器を確保することができ、効率的な治療が可能となります。例えば、「痛みがある」とだけ伝えるのではなく、「食事をとるときに特定の歯が痛む」と具体的に伝えることで、原因の特定や治療の方針を迅速に立てることができるのです。

患者の症状や状態の把握

診療時には、歯医者と患者との間での緻密なコミュニケーションが不可欠です。痛みの程度や位置、それに伴う他の症状など、患者の感じることを正確に把握することで、より適切な治療を施すことができます。また、患者自身の治療に対する希望や不安も大切にされるべき情報です。これらを共有することで、患者中心の治療が実現されるのです。

まとめ

歯の痛みやトラブルは、突如として私たちの日常を乱すことがあります。そのような状況下で、緊急に歯医者を訪れたいと思うのは自然なことかもしれません。しかし、歯医者には様々な背景や制約があり、すぐに診療を受けることが難しい場面も存在します。このコラムを通じて、その背後にある理由や歯科診療の特性を少しでも理解していただけたなら幸いです。

結局のところ、歯科医院での治療は予約制の医院が多いため患者様も予約制について疑問を持たずに診察をうけています。これは卵が先か鶏が先かといったお話になってしまうのですが、予約制という感覚が一般的である以上、予約時間を遅らせることができないという現実があります。急患を受け入れてしまうがために、その日のその後の患者様の数人にご迷惑をかけることになってしまうため、無理のない時間で急患を受け入れるということになるのですが、全く会ったことがない方の急患というのは情報が何も無いため治療に時間がかかることが多いです。これが定期的な歯科検診に通っている方の場合は過去の診療情報がありますし、検査結果のデータもあるためある程度状態の推理ができます。予測がつく治療であれば時間の予測もできるため少し無理をしてでも治療を受け入れることができます。

ですのでもし急患対応をしてもらう方法があるとすれば、普段から歯科医院に定期的な検診で通っているかかりつけ歯科を見つけておくというのが良いと思います。長い期間をかけて人間関係ができているというのも安心ですし、定期的に状態を確認しておけば、強い症状が出る前に計画的な治療ができます。
過去に急な強い症状で困った経験がある方にはぜひかかりつけの歯科医院を作っておくことをおすすめいたします。

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インプラント治療

インプラント治療は、従来の入れ歯やブリッジとは違い、天然歯のように美しくしっかりと咬める歯を取り戻す治療法です。失った歯の代わりに人工歯根(インプラント)を埋め込み、その上に人工の歯を装着します。健康な歯を削ることはありません。

施術の価格

インプラント埋入施術

220,000円(税込)〜440,000円(税込) (※治療内容によって異なります。)

施術のリスク・副作用

インプラント治療は必ず外科治療を伴うため、術後の疼痛・咬合痛・腫脹や出血などを生じる事があります。施術時、静脈内鎮静麻酔を行う場合、一時的にふらつきが生じる事があります。上部の人工歯や土台(アバットメント)が外れたり、欠けたりゆるんだりする事があります。また、インプラントも歯と同様に周囲の骨は歯周病のように吸収を起こすリスクがあるので、術後のメインテナンスは必須です。

審美歯科治療

審美歯科治療とは、天然歯のように自然で美しい口元を作ることを目的とした治療です。しかしながら、見た目の美しさの回復は、歯や歯茎の健康はもちろん、咬み合わせなどの正常な機能を持続させることにも貢献しています。主な治療として、歯を削らないホワイトニング、セラミッククラウン・インレーによる修復治療と、表面だけを削るラミネートベニヤなどがあります。様々な目的・処置方法がございますので、審美歯科治療にかかる治療費は、治療法により大きく異なります。

施術の価格

10,000円(税込)〜275,000円(税込) (※治療内容によって異なります。)

施術のリスク・副作用
【ホワイトニング】
ホワイトニング剤の刺激により、歯がしみる知覚過敏の症状がおこる可能性があります。
【オールセラミッククラウン】
金属などのインレーやクラウンと比べると、強度が若干劣ります。
【セラミックインレー】
部分的に削った箇所に装着するため、歯を削る量が比較的多くなります。
【ラミネートベニア】
強い力のかかる臼歯部などに装着すると、割れる場合があります。
【メタルセラミッククラウン】
金属を全く使用しないオールセラミックと比べると、見た目はやや劣ります。
また、金属を使用するため、歯茎や歯と歯茎の境目が変色してくる場合や、金属アレルギーを引き起こす可能性があります。
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