歯のコラム
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矯正専門と私たちのような 総合診療歯科医院の矯正の違いは?
2026.04.03
矯正治療を受けようと思ったとき、「矯正専門の歯科医院」と「一般歯科(むし歯・歯周病など)も矯正も行う総合診療歯科医院」、どちらを選べばよいか迷う方は多いかもしれません。厳密に二つの歯科医院が分かれているわけではなく、どのような治療を行っているかは歯科医院によるのですが、あえておおまかに分けて、両者の特徴と違いをお伝えいたします。
矯正治療はどちらがうまい?
実はどちらの歯科医院でも矯正治療の失敗はあります。結局のところ「歯科医師の技術」が矯正治療の成功に必要なためです。治療の経験が少ない、治療についての知識が少ない、といった状態を誰もが経験して技術を高めていきます。
1.矯正専門医院と総合診療歯科医院 の違い(個人的な感想)

2.矯正専門歯科医院の特徴
矯正専門歯科医院は、歯列矯正・咬合矯正のみに特化した医療機関です。スタッフ全員が矯正治療に集中しているため、最新の矯正技術・装置についての知識・経験が豊富な場合があります。
矯正専門医院が向いているケース
・他院でむし歯・歯周病の治療が完了しており、矯正のみを希望する方
・成人で口腔内の状態が安定しており、矯正装置の種類・ブランドにこだわりがある方
・特定の難症例(骨格性の大きなズレなど)で、矯正のみの高度専門治療を求める方
・顎骨の異常などで手術が必要なケース(治療は大学病院の矯正科など)
矯正専門医院の注意点
矯正専門医院ではむし歯や歯周病の治療ができないため、矯正中にこれらが発症・悪化した場合は別の歯科医院に通う必要があります。2か所に通う手間が生じるほか、情報の連携が不十分になるリスクもあります。
3.総合診療歯科医院(当院)での矯正の特徴
総合診療歯科医院とは、むし歯・歯周病・補綴(かぶせもの)・インプラント・矯正・予防など、歯科治療全般を一つの医院で提供できる医療機関です。当院では、矯正歯科の専門知識を持つ歯科医師が矯正治療を担当しながら、口腔全体の健康を一貫して管理します。
総合診療歯科医院が向いているケース
・むし歯・歯周病が気になるが矯正も検討している方(前処置から一貫対応)
・矯正中もむし歯予防・クリーニングを同じ医院で続けたい方
・かぶせものや差し歯がある、または欠損歯があり補綴との連携が必要な方
・複数の医院に通う手間を省き、一か所でまとめて管理したい方
総合診療医院ならではの強み
当院の矯正治療は、「歯並びを整えること」だけを目的とせず、むし歯・歯周病の管理、補綴との調和、長期的な口腔健康の維持までをトータルで考えた治療計画を立てます。
また、矯正治療を目的に来院される方もいらっしゃいますが、多くは「虫歯の治療に来たら矯正が必要だった」「歯を抜いてインプラントすることにしたが、矯正も必要だった」というように、他の治療が目的で来院された方が矯正をするケースです。
矯正を行っていない一般歯科医院では矯正が必要なケースでも矯正無しで治療をすることもあります。これは症例や歯科医師の技術にもよりますが、後々全体的な歯の状態が悪化することもあるため、矯正が必要な状態かどうかの確認をされると安心かと思います。

4.どちらが自分に向いているか? 選び方のポイント
どちらの医院形態が「優れている」というわけではなく、患者さまの口腔内の状態や、治療に対するご要望によって最適な選択は異なります。以下を参考に、ご自身の状況に合った医院選びをしていただければと思います。

まとめ
矯正治療は、歯並びや噛み合わせを整えるための大切な治療です。しかし、歯の健康は矯正だけで完結するものではありません。むし歯・歯周病の管理、補綴との連携、そして矯正後の長期メンテナンスまでをトータルで考えることが、長く健康な歯を保つ鍵となります。
当院は、矯正歯科と一般歯科の両方に対応した総合診療歯科医院として、患者さまのお口の状態を最初から最後まで一貫してサポートします。「矯正を考えているが、むし歯も気になる」「どの医院を選べばよいかわからない」という方は、まずお気軽にご相談ください。相談のみでも歓迎です。
Q&A
Q1 ワイヤー矯正は矯正専門歯科医院でなければ行うことができませんか?
A1 歯科医院によります。矯正専門歯科、総合歯科問わず行っているところはあります。事前に確認されると良いでしょう。
Q2 マウスピース矯正とワイヤー矯正はどちらが良いですか?
A2 症例によってそれぞれ得意な治療があります。またワイヤー矯正とマウスピース矯正を併用して行う方が良いケースもあるため歯科医院でご相談ください。治療計画について説明を受けてから自分の希望と違った場合はセカンドオピニオンを受けることをおすすめします。
Q3 矯正治療の失敗はどんなものがありますか?
A3 私が他院で受けた矯正治療の患者さんを診た中で多かったのは、かみ合わせが改善されていないというものです。上下の歯がきれいに並んでいて患者さんも満足していることもありました。簡単に言えば見た目だけきれいに並んでいるが、奥歯や前歯のかみ合わせが均等になっていないため一部の歯に強く力が掛かっている状態になっていました。結果的に歯を失うリスクが高くいずれ再治療が必要になる状態でした。
矯正治療は見た目をきれいにするという目的もありますが、かみ合わせを治すという目的もあります。長い目で見た時に自分の歯を残せるようにするのが良いでしょう。
Q4 矯正治療は保険がききますか?
A4 生まれつきのあごの骨の異常があるケースでは外科手術が必要になります。外科的矯正は保険適用です。いわゆる一般的な矯正治療は保険適用外です。
Q5 治療費はローンで払えますか?
A5 矯正、セラミック、インプラント、といった高額治療では現金、電子マネー、クレジットカードの他にデンタルローンが使えることが多いです。ホームページに記載があることも多いですがわからなければ事前にご確認されると良いでしょう。歯科医院を通さずに使えるデンタルローンもあります。



