セラミック治療の選び方 10年後の歯を守るために | 京橋歯科医院

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セラミック治療の選び方 10年後の歯を守るために

セラミックの名前が色々あるのはなぜ?

先日スタッフと食事をする機会がありました。牛肉が食べたいということだったので、お店選びをお任せしたのですが、【国産牛】のお店でした。私は「黒毛和牛のお店じゃなくていいの?」と言ったのですが、「国産牛は和牛ですよね?」と尋ねられたため、そういわれてみればよく理解していないかもしれないと気づかされました。

良く調べてみると、「牛肉」の中には「和牛」「国産牛」「輸入牛」があるようです。

「和牛」の中には「黒毛和牛」「褐毛和牛」「短角和牛」「無角和牛」の4種類があり、「国産牛」は「乳牛」や「和牛と乳牛の交配種」があるとのことでした。普段食べなれているはずの牛肉についてこんなに種類があるのかと少し驚きました。同時に、歯科治療も似たような一面があるなと思いました。

それはセラミック治療です。セラミック治療は自費治療ですので歯科医院ごとに治療の内容が違います。使っている素材、費用、治療法、など歯科医院ごとに様々です。ネットで少し調べただけでも

・プレミアムセラミック
・オールセラミック
・ジルコニアセラミック
・ダイヤモンドセラミック
・プリンセスセラミック

など様々な名称のセラミックがあります。

患者さんが治療を受ける際にどういったセラミックを選べばいいかのお役に立てればと思い、セラミックの違いについて書いてみようと思いました。

セラミックの名称と特徴

セラミックの治療を考えるタイミングは色々あります。見た目を綺麗にしたいという審美歯科治療もありますし、虫歯になってしまってつめものやかぶせものを入れなくてはいけないこともあります。

自費治療専門の歯科医院も多いですが、自費治療と保険治療の両方行っている歯科医院がほとんどではないでしょうか。そうすると、虫歯になって歯を削らなくてはいけないとき、強い痛みがあるとき、つめものやかぶせものが外れてしまったとき、などのタイミングで「銀歯にしますか?それともセラミックにしますか?」「銀歯とセラミックはなにが違うんですか?」という会話になることも多いです。

数年前からは保険診療でCADCAM冠やCADCAMインレーが導入されましたので「保険の使える白いものでもできますか?」といった話になることもあります。

そして

・オールセラミック
・プレミアムセラミック

といった歯科医院独自のセラミックのメニューが提示されて、それぞれについての説明があるのではないかと思います。

セラミック治療は高額ですので、歯科医院からの説明があってしかるべきですが、もしよくわからなければ担当歯科医師や歯科衛生士に聞いてみるのが良いと思います。

色々なセラミックの特徴は?

当然のことなのですが、セラミック治療に使われるセラミックは国から認可を受けたものだけです。メーカーが開発を行い、認可を受ける流れです。つまり日本で治療を受けられるセラミックは認可済みのものの中から歯科医院や歯科医院から依頼をされた歯科技工所が選んで制作しているということになります。歯科医院で独自に作っているわけではありません。

ですので、

A医院 セラミック
B医院 プレミアムセラミック

と表示されていても同じメーカーから仕入れた同じセラミックのこともあります。

もちろん治療法などが違うため、同じセラミックであっても同じ治療品質ではないことも多いです。

商品名が記載されているケース

セラミック治療で使われるセラミックは種類が多いのですが、人気のセラミックというものもあります。私個人の感覚になるのですが、

e.maxというセラミックはとても人気があると思います。ですので、

e.maxセラミック

と記載されていることも多いかもしれません。

カタナジルコニア

といった名前も良く聞くかもしれません。

こういったケースですと調べるとメーカーのホームページに詳細が載っているのでご自分で調べてもある程度は特徴がわかるかもしれません。

セラミックの分類について

患者さんにセラミックを説明する方法は観点によっていくつかありますが、一つ例を挙げてみます。

長石系、VITAマークツー など 普通の硬さ
二ケイ酸リチウム、e.maxなど やや硬い
ジルコニア、カタナジルコニアなど 硬い
ハイブリッド、VITAエナミック など

があります。

それぞれ特徴があります。

ここが難しいところなのですが、例えばジルコニアをジルコニアと表記する歯科医院もありますが、ジルコニアセラミックと表記する歯科医院もあります。セラミックの一種なのでセラミックと表記する歯科医院もあります。そして治療費についても二ケイ酸リチウムの方がジルコニアより高い歯科医院もありますし、ジルコニアの方が高い歯科医院もあります。

各歯科医院がそれぞれの治療方針の元で名称や治療費を決めているということになります。

セラミックはとにかく硬い方が丈夫で良いのか?

セラミックの種類や特徴が色々あるということについてはお伝えしたのですが、実際には患者さんからの指定でセラミックを選ぶことはあまりありません。

「歯が痛いので神経の治療をしたらe.maxにしてください。」といったご要望は聞いたことがありません。患者さんからするとセラミックの種類や特徴は難解です。

ですので歯科医師からそれぞれのセラミックの種類の説明があり、勧められるものを選んで治療するか、数種類の中から選ぶことがほとんどではないかと思います。責任を持って治療をするわけですから、症例に合ったセラミックで治療を行いたいのが歯科医師の内心と言えるでしょう。

患者さんが良くご存じだなと思うのがジルコニアについてです。

有名人、芸能人、アスリート、の方で前歯もしくは全ての歯が真っ白になっていることがあります。ご自身でジルコニアですと言っていることもあるからか、とにかく白い前歯(単色の白)について認知されていると思います。

このジルコニアですが元々はとにかく硬い素材です。少し光を通しにくい素材なため、真っ白に見えるのですが、最近では様々なジルコニアが開発されたので光を通しやすく少し柔らかめのものもあります。

硬いジルコニアですが、例えば奥歯のかぶせものに使う場合に気を付けていることがあります。噛み合う反対側の歯が天然の自分の歯の場合には強く当たると欠けてしまうことがあります。その為、場合によってはジルコニアではなくもっとやわらかいセラミックのかぶせものにすることがあります。

個人的な考えですが、ジルコニアのつめものはほぼ使いません。つめものは歯の一部を削り、削った部分にセラミックを接着する治療法です。硬いジルコニアをつめものとして使う場合、力がかかることによってくさびのように歯を割る方向に力が掛かってしまうためです。他院でジルコニアのつめものを入れた方で歯が割れてしまっているのを数件確認しましたが、やはり症例によっては向いていないケースもあると思いました。

セラミック治療の保証などその他の条件は?

ダイヤモンドやタングステンといった硬い物質でも壊れないわけではありません。セラミックも常に強い力がかかる口の中にあるわけですから欠けたり割れたりすることもあります。自費治療で高額な治療費を払うわけですから、治療後すぐに欠けてしまったとしたら、ある程度は保証が無いと困ってしまいます。

こういった自費治療に対する保証は歯科医院によって違いますが設定されていることが多いです。


・2年間は欠けたり割れたりしても無償で作り直す
・3年間は治療費の10%の金額で再治療ができる
・定期検診に通っていたら再治療費用はかからない

など歯科医院によってそれぞれです。

治療を決める前にどういった保証内容があるか確認しておくと安心です。

治療する歯科医師ももちろんすぐに問題が起きることは想定していませんが、予想できないトラブルが起こることもあります。当然責任を持って治療を行いたいと考える歯科医師も多いので保証を設けて初期トラブルに対応しています。

治療時間や治療方法による違いは?

セラミック治療の大家と呼ばれるような技術を持つ歯科医師は歯科医師向けのセミナーを行っている人もいます。そういったセミナーに参加して個人的に感じることは、精密な治療を行おうと思ったら治療の手順も多いため治療時間が長くなりがちです。

皆さんがイメージされるセラミック治療は、

1.歯を削って型を取る
2.出来上がったセラミックを装着する

の計二回だと思います。

これらの治療ですが、セミナーを行っている先生数人に聞いたところ、

1.1~2時間
2.1~2時間

でした。

他の歯科医師と比べると角が立ちますので自分の勤務医時代の治療時間と比べると2~4倍の時間がかかっています。私も今はセミナー講師と同じくらいの時間をかけて治療をしています。

つまり

若い頃の自分 計1時間~1.5時間
現在の自分 計2~4時間

という違いがあります。

若い頃の自分のセラミック治療の費用が66000円
現在の自分のセラミック治療の費用が130000円

と大きく違いがありますが、治療のクオリティは現在の方が断然良いと思います。

もちろん若い頃も適当な治療をしていたわけではありません。当時の環境の中で一生懸命治療を行っていましたが、その後さまざまなセミナーに参加していくなかで、治療時間ではなく治療のクオリティを重視するとどうしても時間がかかるということに気づきました。治療に使う器具も違いますし、マイクロスコープや拡大鏡といった設備も違います。薬剤や接着材も違うためどうしても治療の時間と費用が変わってしまうわけです。

こういったことはセラミックの名前や費用だけではわからないため、どういった方針で治療をしているかということもセラミック治療選びにとってとても重要だと思います。

セラミック治療の選びかた まとめ

・セラミックには色々な名前があるが【歯科医院で付けている名前】と【メーカーが付けている商品名】と【分類名】がある(治療法による違いもあるが割愛)
・費用の違いは歯科医院によって決められている
・大きく分けると 長石系 二ケイ酸リチウム ジルコニア ハイブリッド などがある
・それぞれ硬さなど特徴があって適応した症例がある
・真っ白な歯はジルコニアのことが多い
・ジルコニアは硬いので症例によって適すものと適さないものがある
・保証期間や内容は歯科医院によって違うため事前に確認をしておくと安心
・治療の時間や使う器具機材などが違うので一概に治療費だけで判断することは難しい

セラミック治療で迷ったら

セラミック治療は自費治療ですので治療費がかかります。しかし保険診療の銀歯やCADCAM冠に比べて歯の生存率も高く、審美性も高い治療です。

せっかく治療をするのだから、できれば自分の症例にあったセラミックを選ぶと良いでしょう。とはいえ、ご自身ではわかりにくいこともあるのが歯科治療です。

まずは自分の歯の状態を確認するために検査を受けましょう。そしてご自身のご希望をお伝えいただければ、担当歯科医師が適したセラミックを提案いたします。

当院では10年後はもちろんのこと、20年後の歯の健康を保てるように治療を行っています。気になることがありましたらお気軽にお電話やLINEからご相談ください。

セラミック治療について:よくあるご質問

Q1. セラミック治療は銀歯と比べてどこが違いますか?
A:治療のクオリティの面で見ると、セラミック治療は再治療のリスクが低く、歯を守ることを目的とすると非常に適した治療法です。見た目の面で考えると、自然な白さがあり、周辺の歯の色と同様に作ることができるので治療したかどうか見てもわからなくなることもあります。費用面で言えば銀歯の治療の数倍になるため、非常に高額な治療ですが、使う器具や機材、治療時間、技術の習得などを考えるとある程度の治療費が必要な治療です。

Q2. 私が通っている歯科医院ではセラミックとジルコニアだとジルコニアの方が治療費が高いのですが、ジルコニアの方が良い治療法ですか?
A:必ずしも高い治療法が良い治療法というわけではありません。症例によって適したセラミックの種類があります。

Q3. ジルコニアは硬いですか?長持ちしますか?
A:ジルコニアは硬い素材ですが色々な硬さのジルコニアがあります。セラミックも同様でジルコニアよりは柔らかいですが、その中でも硬い種類もあります。欠けにくい素材ですが、その他の歯とのバランスも考える必要があります。ジルコニアの歯だけ長持ちしてその他の歯が長持ちしなければ、口の機能としては意味がありません。症例に合わせて使うことが重要です。

Q4.CADCAM冠はセラミックと比べるとどういった素材ですか?
A:CADCAM冠は保険診療で使える白い素材です。経年による着色があり、審美目的での治療はおすすめできません。また強度が一般的なセラミックに比べると弱いため長期的に考えた場合はセラミックの方がおすすめです。

Q5.自分の好みのセラミックを選んで治療することはできますか?
A:症例によってはできます。強度が必要、審美的に周辺の歯との調和が必要、といったケースでは適したセラミックの提案が歯科医師よりあることがあります。適さないセラミックを希望された場合、治療のリスクが高まることがあります。このリスクをどう捉えるかは患者さん次第です。歯科医師が患者さんの希望しない治療を行うことはできませんし、同様に患者さんが歯科医師に治療リスクの高い治療を強要することもできません。両者の同意が必要です。特に審美的にも強度的にも問題がないケースではいくつかのセラミックから選ぶこともできます。歯科医師と患者さんの間でよくご相談の上、安心して治療できることが重要です。歯科医師側も自費治療のセラミックで治療後にトラブルになることは望んでおりません。安心安全が一番です。

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インプラント治療は、従来の入れ歯やブリッジとは違い、天然歯のように美しくしっかりと咬める歯を取り戻す治療法です。失った歯の代わりに人工歯根(インプラント)を埋め込み、その上に人工の歯を装着します。健康な歯を削ることはありません。

施術の価格

インプラント埋入施術

220,000円(税込)〜440,000円(税込) (※治療内容によって異なります。)

施術のリスク・副作用

インプラント治療は必ず外科治療を伴うため、術後の疼痛・咬合痛・腫脹や出血などを生じる事があります。施術時、静脈内鎮静麻酔を行う場合、一時的にふらつきが生じる事があります。上部の人工歯や土台(アバットメント)が外れたり、欠けたりゆるんだりする事があります。また、インプラントも歯と同様に周囲の骨は歯周病のように吸収を起こすリスクがあるので、術後のメインテナンスは必須です。

審美歯科治療

審美歯科治療とは、天然歯のように自然で美しい口元を作ることを目的とした治療です。しかしながら、見た目の美しさの回復は、歯や歯茎の健康はもちろん、咬み合わせなどの正常な機能を持続させることにも貢献しています。主な治療として、歯を削らないホワイトニング、セラミッククラウン・インレーによる修復治療と、表面だけを削るラミネートベニヤなどがあります。様々な目的・処置方法がございますので、審美歯科治療にかかる治療費は、治療法により大きく異なります。

施術の価格

10,000円(税込)〜275,000円(税込) (※治療内容によって異なります。)

施術のリスク・副作用
【ホワイトニング】
ホワイトニング剤の刺激により、歯がしみる知覚過敏の症状がおこる可能性があります。
【オールセラミッククラウン】
金属などのインレーやクラウンと比べると、強度が若干劣ります。
【セラミックインレー】
部分的に削った箇所に装着するため、歯を削る量が比較的多くなります。
【ラミネートベニア】
強い力のかかる臼歯部などに装着すると、割れる場合があります。
【メタルセラミッククラウン】
金属を全く使用しないオールセラミックと比べると、見た目はやや劣ります。
また、金属を使用するため、歯茎や歯と歯茎の境目が変色してくる場合や、金属アレルギーを引き起こす可能性があります。
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