インプラント・よくある質問
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インプラント・よくある質問
- Q費用面が心配で迷っているのですが…
- A費用が高いというのはインプラントの特徴です。ただ長い目で見たときにメリットが多いのも事実です。例えば、入れ歯の不具合による再治療や、ブリッジで削る健康な歯のリスクなどを考えると、インプラントは結果的に「お得」になる場合もあります。毎日入れ歯の洗浄をすることや、保険のブリッジの寿命などを考えると費用以外にも判断する要素があり、患者さんが何を優先するかという希望によって合う治療は違います。無理のない計画が大事なので、費用面も含めて不安があればお気軽にご相談ください。
- Qインプラントは何でできているんでしょうか?
- A多くはチタンやチタン合金です。体と相性が良く、骨としっかり結合しやすいのがチタンの特徴です。最近は金属アレルギー対策として、ジルコニア製のインプラントもあります。
- Qメーカーや種類がたくさんあるようですが、どうやって選ぶの?
- Aメーカーによって形状や表面加工が異なり、歯科医師が患者さんの骨質や噛み合わせ、審美的ニーズなどを総合的に判断して選びます。クリニックによって取り扱うシステムも違うので、気になる方はどのメーカーを使っているか聞いてみても良いですね。
- Qジルコニアインプラントって何がメリットですか?
- A金属アレルギーが心配な方には大きな選択肢になります。ただ、チタンより歴史が浅いので、長期的な実績や症例数は現状チタンのほうが豊富です。
- Q上部構造(被せ物)の素材はどんな種類がありますか?
- Aオールセラミック(ジルコニア)からメタルボンド(内側が金属、外側がセラミック)、銀歯まで色々あります。美しさや耐久性、費用などによって選択肢が変わりますが、前歯にこだわりがある場合は審美性の高いオールセラミックを選ぶ方が多いです。
- Qインプラントはどのくらい長持ちするんでしょう?
- Aしっかりメンテナンスしていれば10年以上はもつケースが多いです。中には20年以上問題なく使えている方もいます。ただし、歯ぎしりなどで強い負荷がかかると寿命が短くなることもありますし、歯周病やインプラント周囲炎のケアが甘いとトラブルが早く出るかもしれません。
- Qメンテナンスって具体的に何をするんですか?
- A毎日のブラッシングやフロス・歯間ブラシで清潔を保つのはもちろん、歯科医院での定期検診やプロクリーニングが必要です。レントゲンで骨の状態をチェックし、噛み合わせや被せ物の緩みがないかも確認します。小さな問題を早期発見・対処できれば、結果的に長持ちしやすくなります。
- Q歯ぎしりや食いしばりがある場合はどうすれば?
- Aインプラントに過大な力が加わると、周囲の骨やネジに負担がかかります。就寝時にナイトガード(マウスピース)を使って歯ぎしりを軽減したり、噛み合わせを細かく調整したりすることで、インプラントを守ることができます。当院では手術前に歯科ドックをおすすめしています。かみ合わせの異常の発見には非常に良い検査ですし、歯周病や虫歯の原因細菌についても検査がありますので口腔内の環境向上にとても役立ちます。
- Qメンテナンスにはどのくらいの頻度で通えばいいの?
- A一般的には3か月ごとに定期検診を受ける方が多いです。ご自身の磨き残しが少ないようなら、もう少し間隔を空けてもいいこともありますが、最初のうちはこまめに通って、問題がないかチェックするのが安心です。
- Qインプラント治療にはどんなリスクがありますか?
- A外科手術なので、感染リスクや神経を傷つけるリスクがゼロではありません。骨と結合しない「インテグレーション不全」や、手術後しばらくしてから起こるインプラント周囲炎なども考えられます。事前の検査と慎重な計画で、リスクをできるだけ小さくします。
- Q手術中や術後に神経に触れちゃうことってあるんでしょうか?
- A下顎の奥歯の近くには下歯槽神経という大切な神経が通っていて、位置をしっかり把握しないとリスクがあります。CT画像などを駆使して神経の位置を正確に測ることで、トラブルを防ぎやすくします。術後にしびれが出る可能性はまれにありますが、ほとんどは適切な検査で回避できます。
- Qインプラント周囲炎って防げるものですか?
- Aしっかりとしたプラークコントロールと、歯科医院での定期的なメンテナンスがあれば、かなりの確率で予防できます。ただ、歯周病になりやすい方や喫煙者はリスクが高まる傾向があるので、より一層丁寧なケアが必要です。
- Qインプラントを埋めた後、体が金属を拒絶することってありますか?
- Aチタンやジルコニアは生体親和性が高く、アレルギー反応が起こりにくい素材です。まれに金属アレルギーの方が反応を示す可能性はありますが、一般的には非常に低いと言われています。心配な場合は金属アレルギーの検査を受けることをおすすめします。
- Qあごの骨が足りないとインプラントは無理ですか?
- A必ずしもそうではありません。サイナスリフトやソケットリフト、GBR(骨再生誘導法)などの骨造成手術を行うことで、インプラントを入れる土台を作れることがあります。その分、費用や治療期間は延びますが、インプラント手術を抜歯後の治療の選択肢のひとつとして考えられます。
- Q骨造成に使う材料は安全なんでしょうか?
- A自家骨(患者さん自身の骨)や、人工材料、ほかの生物由来の骨補填材などさまざまあります。いずれも医療的に安全と認められたものを使いますが、それぞれ特徴が異なるので、メリット・デメリットを含めて気になる場合は歯科医師から詳しい説明をうけることをおすすめします。
- Q噛み合わせが悪い場合、インプラントに影響はありますか?
- A噛み合わせがずれていると、インプラントに偏った力がかかってしまい、周囲の骨やネジに負担がかかります。必要に応じて矯正治療や咬合調整を行いながらインプラントを入れることもあるので、「自分は噛み合わせが大丈夫かな?」と感じたらまず歯科医師に相談してください。
- Q前歯をインプラントにしたい場合、自然な見た目になりますか?
- A素材選びや歯茎のライン調整次第で、かなり自然な見た目を再現できます。セラミックなど審美性の高い素材を使えば、ぱっと見ではインプラントだとわからないほどきれいに仕上がることもできます。歯茎の形態が重要なので、場合によっては歯肉の形成を一緒に行うこともあります。ただ、前歯のインプラントを審美的に行うのは難易度が高い治療となりますのでその点はご留意いただけると良いですね。
- Q歯茎の黒ずみとか透け感は気になりませんか?
- Aチタン製のインプラントだと、歯茎が薄い場合に金属が少し透けることがあります。審美面が気になる方は担当医とよくご相談ください。
- Q笑ったときに歯茎が見えるタイプなんですが、問題ないですか?
- Aガミースマイルなど、笑ったときに歯茎がしっかり見える方は、歯の長さや歯茎との境目がとても重要です。インプラント治療で歯茎の高さをどう調整するか、セラミックの色味をどう合わせるかなど、綿密な審美設計が必要になるので、インプラントの治療は元より審美治療にも力を入れているクリニックを選ぶと安心です。
- Q手術後、すぐに仕事に戻っても大丈夫ですか?
- A個人差はありますが、多くの方は翌日から通常勤務に戻ることが多いです。ただ、手術した部分が腫れたり、痛みがある場合もあるので、激しい運動は控えたほうがいいでしょう。