銀歯をセラミックに替えた方が良い理由|京橋歯科医院

歯のコラム

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銀歯のつめものをセラミックに替えた方が良い理由

歯の治療を後回しにしていませんか?

歯の治療は、毎日の食事やおしゃべり、そして笑顔そのものにまで影響する「将来への投資」です。実際のところ、「今はとくに困ってないし、そのうち痛くなったら歯医者に行けばいい」と思ってしまう人が多いかもしれません。日々忙しく過ごしていくなかで、痛みがない歯の治療を考えることまで意識を向かわなくてもしかたないかもしれません。私も患者さんからよく「忙しいから歯医者は後回しになっちゃって…」という声を耳にします。

でももし今のうちに少しだけ時間とお金を費やしていたらこの先の長い人生を明るく楽しく元気よく、歯への不安もなく(もしくは少ない不安で)食事を楽しめるとしたらどうでしょう。痛くなってから歯医者に行く方からすると今までの治療の仕方とは大きく変わってしまうかもしれませんが歯科治療には「今やっておくと後でラクできる」こともあります。既に口の中にある銀歯のつめものやかぶせものをセラミックに替えるという選択です。

銀歯の治療の特徴は?

銀歯は昔からポピュラーな存在で、保険適用のおかげで費用負担が軽く、多くの方が選んできました。ただ、その銀歯が本当に「歯を長く持たせる」ことに貢献しているかというと、残念ながら必ずしもそうではありません。長年使ううちに、どうしても隙間ができやすくなり、その境目から虫歯が再発したりします。金属特有の問題(アレルギーなど)が起こる可能性もゼロではありません。さらに、同じ歯を何度も治し直しているうちに、少しずつ歯が削られ少なくなってしまい、最終的には抜歯せざるを得ないことだってあり得ます。

「じゃあ銀歯ってダメなの?」と思うかもしれません。銀歯が「ダメ」というわけではありませんが、「短期的に安価で機能を回復させる」ことが得意な治療法であって、「歯を長期的に維持する」という観点では限界がある、ということです。あくまで保険診療の枠内で、限られた素材や手法を使うと、どうしても再発リスクはつきまとうものなのです。

一方で、セラミックを選ぶと治療の予後は変わります。セラミックは天然の歯に近い硬さや質感があり、歯との適合精度が格段によいため、境目から虫歯が発生するリスクが下がります。「何年かおきに同じ歯が問題を起こす」負の連鎖から抜け出す手助けをしてくれるわけです。これは口腔衛生学会の調査結果やデンツプライシロナ社の資料でわかりやすくまとめられています。銀歯のつめものが再治療になる平均の期間は5年。銀歯のかぶせものが抜歯になるまで平均7年。セラミックは17年で88%の生存率があります。結果として「できるだけ長く自分の歯を生かす」ことにつながりやすくなります。

またセラミックは見た目も自然で周囲の歯に溶け込むような色合いと透明感があります。銀色がチラリと見えて気になっていた方には大きな違いを感じると思います。実際、セラミックに替えた方が「笑うとき、つい手で口元を隠していた癖がなくなった」とおっしゃることがよくあります。口もとの印象が変わると、自信にもつながるものです。会社の同僚や友人との会話、レストランでの食事、写真を撮るとき——こうした日常のワンシーンが、より自然で心地よいものになるといいなと思っています。

いつ治療するのが良いの?

セラミック治療についてのご質問で多いものとして「いつ銀歯から変えた方がいいの?」というものがあります。答えは「いますぐ全部」です。治療は早期発見早期治療が良いからです。これは歯科に限ったことではありませんが。しかし「全部を一度に替えるなんて、費用も時間もかかるし無理」という声もあるでしょう。確かに、一度に全ての銀歯をセラミックに替える必要はありません。優先順位をつけることが可能です。例えば、明らかに虫歯が進行している歯から始めるとか、笑ったときに目立つ場所から徐々に手を付けるなど、ご自身のペースや予算、ライフスタイルに合わせて計画的に進めれば良いとお伝えしています。

ここで気を付けておきたいのが「状態の悪い歯は、放っておくと痛みやしみが出るばかりでなく、最終的に抜歯が必要になるリスクが高まる」という点です。虫歯は時間とともに進行します。初期段階でセラミックに替えておけば、痛みに悩まされる前に問題の芽を摘むことができます。逆に、「痛くなってからでいいや」と先延ばしにすると、その頃には緊急対応が必要になり、保険でとりあえず処置…といった妥協が増えてしまうかもしれません。その結果また数年後に似たようなトラブルで悩むという繰り返しになりかねず、そんな時私達歯科従事者はやるせない思いを抱くことも少なくありません。

「痛くなったら行く」「治療費をできるだけ安く済ませる」ことを選ぶのも一つの価値観です。ただ、「できるだけ長く自分の歯を大切にしたい」「再治療ばかりの悪循環から抜け出したい」と思うなら、多少コストをかけてでも自費診療を検討する意義は十分にあるのではと思います。セラミックをはじめ、自費診療で用いる素材は再発リスクや耐久性審美性など、さまざまな面で厳選され歯科医師や歯科衛生士が研鑽した技術と経験によって活かされます。こうした質の高い治療は「長期的な安心」「満足度の高さ」をもたらしてくれます。

繰り返しのお伝えになってしまいますが治療のペース配分は自由です。一気に全てを変えなくてもかまいません。「とりあえず一本、特に気になる歯だけセラミックに変えてみる」といったアプローチもOK。その一本で実感できる快適さや安心感が、「他の歯も早めに整えてしまおう」という前向きな気持ちにつながることもよくあります。

なお、当院でのセラミック治療の具体的な流れや料金、精密セラミックの特徴については、▶ セラミック治療のページで詳しくご紹介しています。

一箇所セラミックに替えたら、見た目が自然なので他の銀歯も少しずつ変えていく方もいらっしゃいます。

セラミック治療には、もう一つ大きなアドバンテージがあります。それは「歯の手入れが格段にしやすくなる」という点です。銀歯特有の段差や隙間が減ると、毎日の歯みがきやフロス、歯間ブラシなどのケアがスムーズになります。歯周病リスクを下げ、口全体の健康度を高める効果も期待できます。つまり、セラミックへの切り替えは「終わってハイおしまい」ではなく、その後のセルフケアをより実りあるものにするきっかけでもあるのです。

こうした長所を踏まえると、セラミックは単なる「歯を白くする見た目だけのもの」ではありません。将来を見据えた「口腔環境の改善計画」の一部と言えます。「値段が高い」という側面だけ見て躊躇するお気持ちもわかります。でもその分得られるメリットは「安心できる噛み心地」「再治療のリスクが軽減される」「自然な笑顔」「効率的なメンテナンス」など、日常生活を確実に豊かにするものが多いと思っています。

患者さんの中には、「もっと早く知っていればよかった」と後から悔やむケースもあります。まだ痛みが出ていない、今のところ食べるのに困っていないといっても、数年後、十数年後に「この治療をしておいたおかげで助かった」と感じる日が来るのではないでしょうか。人生は長い旅路のようなもの。食べることや笑うことは、その旅を彩るとても大きな要素です。歯が安定して、問題の芽を摘み取った状態であれば、その旅路はより快適になります。レストランで新しい料理に挑戦したり、旅行先で名物を心おきなく味わったり、友達との会話や写真撮影を気兼ねなく楽しめるなど、「歯の心配がない」という自由は思った以上に生活の質を高めてくれます。

セラミック治療をおこなってから気を付けることは?

自費治療であるセラミックは比較的治療費がかかります。もちろん、「お金をかければ何でも解決」と言いたいわけではありません。自費治療に対する「歯医者のお金儲け主義」といった批判はよくあることです。実際にお世話になっている先生やかつての同僚、学生時代の同級生の勤めている歯科医院の評価を見るとそういった意見を見ることがあります。ただ、自費治療はセミナーに参加したり、専門書を読んだりと歯科医師国家試験のための勉強とは別の勉強が必要なものです。時間や材料、機材といったコストがかかっている以上治療費も高額になりがちです。これは日本には保険診療と自費診療がある以上避けられない問題かもしれません。

口の健康を保つためには日頃のケアや定期検診、歯周病リスクの管理、生活習慣の見直しなども大切です。でも、セラミックという選択肢を使うことで、こうした努力がより報われやすくなるのも事実です。良い材料と精密な技術、そして患者さん自身のセルフケアや歯科医院でのメンテナンスを組み合わせることで、歯の健康と快適さは確実に高いレベルで維持できます。

当院では精密セラミック治療において、マイクロスコープとラバーダムを使用し、自費治療専門歯科技工士による確認工程を加えています。この精密へのこだわりが、長く使えるセラミックにつながると考えています。▶ 精密セラミック治療について詳しくはこちら

「今すぐ全部」セラミックに替えるのは理想かもしれませんが、無理をする必要はありません。あなたのペースで一歩ずつ治療していけばいずれ健康な口腔環境ができあがります。千里の道も一歩より。コツコツ焦らずいきましょう。痛みが出る前に、余裕があるうちに、銀歯をセラミックに替えることで将来の自分に「よくやった」と言ってもらえる日に近づいていきましょう。美味しく食べ、心から笑い、心配せず人前で話せる。そんな日々を守るためのほんの少し早めの準備。セラミック治療は、あなたにそのチャンスを届けてくれる治療かもしれません。
銀歯をセラミックに替えるかどうかは、見た目だけの問題ではありません。銀歯と歯のあいだにできたわずかな隙間から、中で虫歯が進んでいることがあります。替えるべきかどうかは、外して中を見るまで分からないこともあります。

そして替えるときに考えていただきたいのが、それが「最後の治療」になるかどうかです。歯は治療のたびに削られ、薄くなっていきます。何度も作り直す前提の治療と、長く保たせる前提の治療とでは、精度のかけ方が変わります。

当院には、他院で入れたセラミックがうまくいかなかった、というご相談も多くいただきます。今の状態を拝見したうえで、替えるべきか、今は様子を見るべきかを含めてご説明します。

まずは「知ること」から

セラミック治療は人生に何度もある選択ではありません。「自分の口の中をどうしていきたいか」をじっくり考える機会でもあります。

京橋歯科医院では、治療を急がせることはありません。まずは情報として理解していただくことを大切にしています。

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この記事の監修者

京橋歯科医院 院長 歯科医師 池村光代

徳島大学歯学部卒業。徳島大学付属病院 歯科口腔外科を経て、2019年に東京・京橋で京橋歯科医院を開業。マイクロスコープとラバーダムを用いた精密治療を軸に、なるべく削らない・抜かない・繋げない診療を行っています。

所属学会ジャパンオーラルヘルス学会/日本口腔インプラント学会/日本歯内療法学会/日本口腔衛生学会/日本顕微鏡歯科学会/日本臨床歯科学会(SJCD)/DABS/EXDI/OAM友の会

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インプラント治療

インプラント治療は、失った歯の代わりに人工歯根(インプラント)を顎の骨に埋め込み、その上に人工の歯を装着する治療法です。天然歯に近い見た目と噛み心地を目指すことができ、まわりの健康な歯を削らずに補えます。

施術の価格

インプラント埋入施術

250,000円(税込)/上部構造 135,000円(税込)〜165,000円(税込) (※骨造成等が必要な場合は別途90,000円(税込)。治療内容によって異なります。)

施術のリスク・副作用

インプラント治療は必ず外科治療を伴うため、術後の疼痛・咬合痛・腫脹や出血などを生じる事があります。施術時、静脈内鎮静法を行う場合、一時的にふらつきが生じる事があります。上部の人工歯や土台(アバットメント)が外れたり、欠けたりゆるんだりする事があります。また、インプラントも歯と同様に周囲の骨は歯周病のように吸収を起こすリスクがあるので、術後のメインテナンスは必須です。

審美歯科治療

審美歯科治療とは、天然歯のように自然で美しい口元を作ることを目的とした治療です。しかしながら、見た目の美しさの回復は、歯や歯茎の健康はもちろん、咬み合わせなどの正常な機能を持続させることにも貢献しています。主な治療として、歯を削らないホワイトニング、セラミッククラウン・インレーによる修復治療と、表面だけを削るラミネートベニアなどがあります。様々な目的・処置方法がございますので、審美歯科治療にかかる治療費は、治療法により大きく異なります。

施術の価格

10,000円(税込)〜275,000円(税込) (※治療内容によって異なります。)

施術のリスク・副作用
【ホワイトニング】
ホワイトニング剤の刺激により、歯がしみる知覚過敏の症状がおこる可能性があります。
【オールセラミッククラウン】
金属などのインレーやクラウンと比べると、強度が若干劣ります。
【セラミックインレー】
部分的に削った箇所に装着するため、歯を削る量が比較的多くなります。
【ラミネートベニア】
強い力のかかる臼歯部などに装着すると、割れる場合があります。
【メタルセラミッククラウン】
金属を全く使用しないオールセラミックと比べると、見た目はやや劣ります。
また、金属を使用するため、歯茎や歯と歯茎の境目が変色してくる場合や、金属アレルギーを引き起こす可能性があります。

当院の自費診療(インプラント・審美治療・矯正治療など)はすべて自由診療(保険適用外)です。

治療内容・費用・リスクについてのご相談は、お電話または予約ページよりお問い合わせください。
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